| 2004/12/03 しんちゃんはパニック症候群 今日やっとしんちゃんの病名がわかった。パニック症候群。 パニック症候群−−−パニック障害ともいう。心の病。身体はどこも異常がないのに、いろんな症状が出る。本当に本当につらいのに、人はわかってくれない。長島一茂や田中美里で有名な病気 病名がわかることが、こんなに嬉しいだなんて!だって、病名がわかれば、治療のしようがあるでしょ。病名がわからないと、「異常ありません」って言われて、どこの病院でも門前払いされるだけなんだよ。 死ぬほどつらいのに、そう、生きてるのが嫌になるくらい辛いのに、誰も助けてくれないんだ。いっそ死んじゃおうかって思ったことが、何度もある。 でも、病名がわかった。これからは治療できる。嬉しい、本当に嬉しい。 だから、みんなに告白することにした。これまではずっと黙ってたけど、告白することにした。パニック症候群で一番いけないことは、全部自分で抱え込むことなんだって。だから、みんなに告白してわかってもらうことにしたんだ。 告白することに決めて、今この文章打ってて、なんかすごく気持ちの楽なしんちゃんがいる。うん、もう、抱え込むのはやめよう。 症状が出始めたのは6〜7年前。風邪をひいたんだ。で、その風邪が治らなくなった。鼻水が鼻の奥に溜まって出せない。鼻の奥に確かに鼻水があるのに、いくらかんでも出せないんだ。 咳も止まらない。講義中も咳が止まらなくなって困ったことが何度もあった。 熱は下がったのに、全身のだるさが抜けない。いつも38度くらいの熱がある感じ。 もちろん、病院に行ったさ。診断結果は「異常なし」 そんなわけないよ。こんなにひどい症状があるのに。異常なしだなんて、そんなはずないよ。 それから、いろんな病院に行った。耳鼻科、内科、呼吸器科。紹介状もらって、大学病院にも行った。でも、結果は全部異常なし。 ある大学病院では、「病院に来たからって、何でもかんでも治ると思うな」って言われた。病院出てから、道端で声をあげて泣いた。 ある耳鼻科の先生は、「タバコやめなさい。それでももし治らなかったらまた来なさい。僕がなんとかしてあげるから」とおっしゃった。しんちゃんは、その言葉を信じてタバコをやめた。でも治らないから、またその先生のところに行ったら、「そんなこと言ったおぼえはない」と言われた。悔しくて、涙も出なかった。 走り始めたのも、この病気を克服しようと思ったから。極度の全身疲労に襲われてたのが、運動不足のせいかなと思ったんだ。だから、運動すれば楽になるかなって。 でもだめ。走れば走るほど、つかれがたまるばかりで、全身(特に足)のだるさは、ちっとも取れない。 ここ3〜4年は、吐き気という症状が加わった。講義中ときどき、すさまじい吐き気が襲う。あまりの気持ち悪さに、全身が震えて、立っていられなくなるくらいつらい。 息苦しさも同時に襲う。ときどき大きく息を吸い込まないと、しゃべり続けることができない。でも、みんなが聞いてるんだから、絶対に黙ることはできない。だから、必死で耐えてしゃべってる。 2年くらい前までは、まだ「講義中ときどき気持ち悪くなる」程度だった。だから、何とか我慢できた。でも、ここ1〜2年は、特にひどい。講義中は必ず極度の吐き気に襲われるし、講義してないときでも、1日中慢性的な吐き気が続いてる。 講義してて、吐き気が襲ってくると、だいたい30分くらい持続するんだな。その30分間はまさに地獄さ。必死に耐えながらしゃべってると、そのうちす〜っとおさまるんだ。でも、それで終わりじゃなくて、一日5時間の講義中、最低でも2回は襲ってくる。 今は、毎水曜日は録音、毎土曜日は生講義。一人でスタジオで録音してても、やっぱり吐き気は襲ってくる。そんなときは、係の人にお願いして、録音を最初からやり直してもらうんだ。 でも、生講義ではそうはいかない。だから、今のしんちゃんにとって、土曜日は地獄の日。毎日毎日「土曜日が来なきゃいい、来なきゃいい」って思いながら生きてる。 このつらさは、この病気にかかったことがある人じゃなきゃ、絶対にわからないと思う。 もう2年くらい病院には行ってなかった。だって、どこに行ったって、「異常ないからもう来るな」って言われるだけなんだもん。 でも、明日は講義。今日も朝からすごく気持ち悪い。明日のことを思うと、もう耐えられなくなって、近くの内科の先生のところに行った。吐き気を抑える薬だけでももらえないかなって思って。 口ではうまく伝えられないと思ったから、症状を紙に箇条書きにして持っていった。それが良かったみたい。先生は、その紙を一読するなり言った。「これは典型的なパニック症候群の症状だよ」 その先生は専門じゃないということで、他の先生を紹介してくれた。その足で飛んでいったね。 K先生は、内科と心療内科の先生。心療内科の部分では、しんちゃんみたいな心の病の人のケアもしてくれるんだ。 いろいろ話した。しんちゃんの症状を、とってもよくわかってくれた。この先生だ!って思った。この先生なら、しんちゃんのつらさをわかってくれる。きっと治してくれる。 前からこの日記で書いてるように、しんちゃんは本当は気が弱い。でも、職業柄、強い真島先生を演じ続けてきた。そのひずみが出てるってことらしいんだ。「かっこいい真島先生を演じなきゃいけない。かっこ悪いしんちゃんなんか見せちゃいけないんだ」っていう気持ちが脅迫観念になって、自分自身の身体を圧迫し続けてるらしいんだ。 先生に言われた。「いいかっこしなさんな」って。「恥かいたっていいじゃないか」って。 うん、そうだね。だから、みんなに告白することにしたんだ。 明日の講義に来てくれる人たちの何人が、このDiaryを今夜中に読んでくれるんだろう。 先生いわく、「講義中、絶対に黙っちゃいけないって思うからいけないんだ。気持ち悪くなったら、少し黙ればいいじゃないか」 「気持ち悪くなったらどうしよう」「気持ち悪くなっても黙れない」っていう気持ちにさいなまれることを、予期不安っていうんだって。「そうなったらどうしよう」ってあまりに強く思いすぎるからこそ、必ずそうなるんだって。 しんちゃんは、もういいかっこをするのはやめるよ。明日もし気持ち悪くなったら、遠慮なく黙らせてもらうね。たぶん1〜2分黙れば治るから。ご迷惑かけるかもしれないけど、ご協力をよろしくね。 全部告白したら、楽になったな。今日書いたことは、今日の日記だけで終わらせるんじゃなくて、ちょっと文章を変えて、このHPのトップページから見れるところに置いておこうと思う(2〜3日中にやるからね)。途中経過をみんなに報告もしたいからね。 田中美里じゃないけど、しんちゃんも絶対にあきらめないよ。だって、病名がわかったことで、希望が持てたんだもの。今はむしろ、ここ6〜7年で一番ハッピーな気分さ。がんばって治すから、みんなも見守ってね。 読んでくれてありがとう。 |