2003/12/18

しんちゃんの母の刺繍

 しんちゃんの母が、牧場の風景を刺繍で作って、額に入れて送ってくれた。馬が3頭、のどかに草を食んでいる風景で、情緒豊かなすばらしい作品。大きさも30cm×60cmもあって(額を入れると当然もっとでかい)、それはそれは立派なものさ。

 自分の母が作ったものをここまで絶賛するのっておかしい?だって、本当にすばらしいんだもの。しんちゃんは刺繍のことは良くわからないけど、ほのぼのした牧場の情感がストレートに伝わってくるから、技術的にも相当高いものだと思うんだ。
 
 さっそく、しんちゃんの家の1階の壁に掛けたよ。
 
 しんちゃんの母は、元は大島紬の織り工なんだ。大島紬って知ってる?奄美大島にしかない泥で染めて、織り工が一本一本織り上げた最高級の反物だよ。デパートに行くと7階あたりのショーケースの中に鎮座ましましてる。買うと何十万円から何百万円もする代物さ。
 
 しんちゃんの母は、織り工の中でも、トップクラスの技術を持ってた。今はもうやめてるけどね。ときどき京都とかでやる「何とか芸術祭」にも出品してたよ。
 
 しんちゃんは、母が織った紬のハギレで作ったネクタイを20本くらい持ってる。奄美のおみやげ屋さんに行くと1本5,000円くらいで売ってるけど、でもそれは、あんまり上手じゃない織り工さんが織ったもの。しんちゃんの母レベルになると、たぶん何万円もするだろうし、そもそもめったに手に入らない。
 
 そんなネクタイを20本も所有してるしんちゃんは、ホントに幸せなんだな。
 
 そんなわけだから、母はもともと手先が異常に器用。今凝ってる刺繍なんて、ついこないだはじめたばかりなんだけどね、アッという間にすっごいレベルまで達しちゃったってわけ。
 
 しんちゃんの父のことは前に書いたよね。しんちゃんは父のことも母のこともとっても尊敬してるし、すっごくすっごく好きなんだ。その気持ちは、子供の頃から今に至るまで、そしてこれからもずっと永遠に変わることのないものだよ。