2003/11/20

思い出は美しすぎて(なんか聞いたことあるようなフレーズだな・・・)

 今日は雨。しんちゃんは雨の日が好き。気持ちが安らぐんだなぁ、なぜか。
 「天気がいいと気持ちがいい」って人が多いよね。でも、しんちゃんは違う。あんまり晴れてると、心をどこかに持っていかれそうになってしまって・・・。しんちゃんにとって、良い天気とは雨降りのことなのです。

  子供の頃、何時間も雨に打たれながら佇んでいたことがある。何歳の頃だったのか、どうして雨に打たれ続けていたのか、まったく憶えていない。ただ何だか、〜消えてしまいたい、このまま消えてしまいたい〜って思いつつ、ずっと泣いていたんだよね。

  何があったのかなぁ。母に怒られたんだろうか。父は恐かったけど、母はいつも優しかった。しんちゃんは一人っ子だから、母の愛情はしんちゃんだけに向けられていた。でも、溺愛ってのとはちょっと違う。怒るべきところでは、ちゃんと怒ってくれたもん。
 たとえば、しんちゃんが食べ物の好き嫌いをすると、もう大変。しんちゃんがごはん食べてる横で、お線香に火をつけて、「全部食べないとやいとするよ」と言いつつ、鬼の形相でずっと座ってるんだよね。やいとってのは奄美の方言で、お線香の火で肌を焼くこと。どういう字を書くのかなぁ。

  もちろんのことだけど、そんな母の恐さにも、今はとっても感謝してる。おかげでしんちゃんは好き嫌いがまったくないもんね。

  しんちゃんは、いわゆる反抗期ってのはなかった気がする。もともと気が弱いこともあるけど、それより何より、父や母が好きでしかたがなかったから(今もだよ)。大好きな人に反抗するなんておかしいでしょ。

 タイムマシンがあるならば、あの日に帰って、雨に打たれている子供の頃の自分に会いたいな。そして伝えてあげるんだ。「だいじょうぶ。君は大人になったら、心の底からご両親に感謝できるようになるよ。だから、風邪を引かないうちにおうちにお帰り」って。

  思い出っていいよね。生きてる限り前を向いて歩いていかなきゃいけないけど、ときどき思い出に浸るのもいい。思い出が人を優しくし、同時に強さもくれるんだと、しんちゃんは思う。

  雨の日はなんとなくセンチメンタルになってしまうしんちゃんでした。

 あの頃書いた詩をもう一つ

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海に行っても

 海に行ってもあなたの夢 還りはしないでしょう。
 渚の中に空っぽの心を埋めて たとえ泣いたとしても
 海がまたあなたの瞳で光る時
 船は行ってしまうでしょう
 
 海に行ってもあの人の心 変わりはしないでしょう。
 海の底の小さな貝殻が光って 夕焼けを悲しくしても
 白い波があなたの心に寄せる時
 愛は行ってしまうでしょう
 
 わかっていながら
 またあなたは来てしまうのですね
 きっと明日も夕焼けは消えてしまうでしょう
 海に行っても・・・
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  また、詩でも書いてみようかなぁ。