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中村公則さん
ご本人の希望により、お写真は掲載いたしませんでした。


 はじめまして。平成19年社会保険労務士試験に合格した中村公則と申します。
 受験勉強中に読んで励まされた合格体験記を今度は自分が書くことになり、少し不思議な気持ちです。よろしければ、受験勉強の気分転換にでも読んでみてください。少しでも参考になる部分があれば嬉しく思います。

【2度目の受験で合格、でも3年かかった・・・】
 2度目の受験で合格することができました。でも合格するまでに3年かかりました。まずは、失敗した1・2年目のことを書いてみようと思います。

@ 1年目 独学へのこだわり
 社労士試験を受けようと思ったのは、平成16年の11月頃でした。その年の社労士試験に1発合格した職場の上司からは、「専門学校に通ったほうが絶対にいい」というアドバイスを受けましたが、当時私は、独学でやるんだというこだわりを持っていました。ただ、今にして思えば、それは単に「独学で合格する方が格好いいと思う」という程度のものであったと思います。
 私は人事部で仕事をしていますので関連のある内容ばかりですし、本屋でテキストをめくって労基法のあたりを読んでも、何となく分かるような気がしました。そこで、真島先生の「わかるシリーズ」を購入し、勉強を始めました。
 テキストの読込みを中心に、勉強は順調に進んでいきました。雇用保険法までは・・・。

 年が明けて徴収法に入ったあたりからマンネリ化し始め、ペースは落ちていきました。そこで気分を変えようと過去問を解いてみてもよく間違えるし、テキストの前にやった範囲を読み返してみてもほとんど忘れてしまっています。これには結構ショックを受けました。
 忘れてしまった科目をそのままにして次に進むのは気持ちが悪く、またモチベーションもかなり下がっていましたので、さらに勉強のペースは落ちていきました。そんな状態が続き、結局、平成17年の試験は、年金(国年・厚年)には全く手を付けずに臨みました。
 結果はもちろん惨敗です。何故か選択式は基準点をクリアできましたが、択一式は目も当てられない点数でした。

A 最悪だった2年目 続・独学へのこだわり
 1年目に失敗したにもかかわらず、まだ独学へのこだわりを持っていました。そこで私が選択したのは、大手専門学校の「独学に近い形で進められる教材」でした。実は、その教材で勉強を始めてすぐに違和感を感じ、これを続けられるだろうかという不安を覚えたのですが、購入してしまったのでとりあえず進めていきました。
 ところが、やはり当初の不安は的中し、年が明けたころには投げ出してしまいました。
 私は、途中で挫折したり、不合格になったことを教材や講師のせいにするのは、単なる言い訳に過ぎないと思います。ですが、この教材は本当に私に合わなかった・・・。
 もちろん悪いのは、事前に調べもせずに教材を決めた私です。テキストの内容が不十分であったわけではありません。

 その後、ほとんど勉強はしていませんでしたが、本試験の申込みは行いました。そして6月に真島社労士塾の「かんぺき合格講座(通信)」を購入しました。1年目に真島先生の「わかるシリーズ」を使用していたことから、真島社労士塾のHPは時々見ていましたので、そこで知った真島先生の講座を受けてみたいと思ったのです。
 ただ、実はもうその時点でその年の合格はあきらめていました。6月の後半からでは、あまりに時間がないと思ってしまったのです。

 結局、2年目は合格・不合格以前に、本試験の受験すらしませんでした。そんな最悪な2年目でしたが、ひとつ得るものがありました。それは、真島先生の講座との出会いです。出来もしない、妙な「独学へのこだわり」はきっぱりと捨て、真島先生の通学講座でみっちり勉強しようと心に決めました。

【3年目 通学講座受講】
 10月に「合格なるほどコース(通学)」の申し込みをし、それから毎週末、池袋のハナシンビルに通いました。
私の勉強方法は、講義の復習(テキストの読み込み)と問題演習を繰り返すというオーソドックスなものでしたので、勉強方法そのものよりも、この講座受講中に感じたことや印象に残っていることを中心に書いてみたいと思います。

@ 緊迫した初回講義
 10月の半ばに始まった初回の講義の緊迫感を、未だによく覚えています。教室全体に張り詰めた空気が漂っていました。受講生の皆も真剣な表情です。そこに「今年は講義中に寝るのを許さない」という真島先生の言葉。なんて恐い先生だろうと思いました(先生、ごめんなさい・・・)。でも、講義中に寝るような甘い姿勢で受かる試験ではないし、絶対に受かって欲しいから敢えて言ってくださったのでしょう。
 でもやはり・・・、特に午後の講義では、眠くなってしまうこともありました。(も、もちろん、生理的現象です)
 その度に先生の言葉を思い出し、持ち直し(?)ました。最初に敢えて厳しいことを言ってくださって有り難かったです。

A 弱い動機が強い動機に
 私が当初、社労士の資格を取ろうと思った動機は、「人事部で仕事をしているんだから、社労士の資格は持っていたほうがいいんだろうな」という程度のものでした。ところが、講義中に時折真島先生が話してくださる社労士の魅力に、次第に強く心惹かれていき、「どうしても試験に合格して社労士の資格を取りたい」と思うようになりました。
 うまく表現できませんが、この資格が何か私の人生にとっての起爆剤になってほしいとの思いで勉強を続けていくことができました。
 大げさではなく、池袋に通って先生の講義を受けることが、楽しみで仕方ありませんでした。目標の実現に向けて、一歩ずつ前進していることを感じていたのだと思います。

B 平成18年合格発表翌日の講義
 真島先生の「社労士」に対する並ならぬ思いを感じた講義です。講義の始めに、その前日に行われた合格発表について触れ、「社労士試験のひどさ」と、でもそれとは別ものである「社労士の資格の価値」について熱く語られました。(2006.11.12のしんちゃんダイアリーにも書かれています)その思いはひしひしと伝わってきました。
 私は、胸が熱くなるのを感じながら、真島先生でよかったと思いました。とにかく1年、一生懸命やろうと決意を新たにした日でもありました。

C 発展途上でも受かる試験
 ある講義の中で、真島先生が言われた言葉です。そしてこれは、最後まで私を勇気付けてくれた言葉でもあります。もちろん、社労士試験が簡単だという意味ではありません。基本事項の習得を目指して努力していけば、細かい部分などが完璧でなくても(つまり伸びていく途中段階にあっても)、上位8〜9%の中に入ることができるということです。
 もし1・2年目に聞いていたら、簡単にあきらめずにもう少し頑張れたかもしれません。覚えても忘れてしまうことの恐怖や、完璧にしないと次に進むのが嫌だというこだわりが「あきらめ」を生んでしまっていたと思います。

D 健康(保険法)の秘訣はウォーキング?
 仕事もそれなりに忙しい状態でしたので、通勤時間は平日の貴重な勉強時間でした。そのため、電車の中ではいつもテキストを読むようにしていました。ただ、私の場合、徒歩の時間も長く、1日1時間弱は通勤で歩いていました。本当はその時間もテキストを読みたいのですが、さすがにそれはできません。
 そこで考えたのが、歩きながら「録音した講義をひたすら聴く」という方法でした。それも、健康保険法の講義だけを繰り返して聴きました。数ある科目の中で健康保険法を選んだのは、大きな法改正があったということと、どちらかといえば苦手科目であったからです。春頃から試験直前まで何度繰り返したか分かりません。そのおかげで、いつの間にか苦手意識は消え、安定的に得点できる科目になっていました。

E 直前4日間のラストスパート
 有り難いことに、試験直前の4日間、会社を休むことができましたので、朝から晩まで図書館にこもって勉強しました。そしてこの4日間は、かつてない程の集中力がみなぎっているのを感じました。おそらく私の目は血走っていたと思います(ちょっと恐かったかもしれません・・・)。
 やるべきことは沢山あったはずですが、テキストの確認にほとんどの時間を費やしました。重要箇所や苦手箇所を赤のボールペンで囲んでいきました。もう最後にテキストを汚せるだけ汚そうと思いました。自分でも驚くほどの集中力があったせいか、テキストをめくるスピードが遅く感じて、もどかしく感じました。こんなことは後にも先にもありません。
 そして、自信があったわけではありませんが、試験前日に「これはもしかしたら五分五分かもしれない」と思いました。


【そして試験当日・・・】
 試験はハナシンビル近くの立教大学で受けました。当日の朝少し早めに家を出た私は、自分に気合を入れるために、あるいは何かを確かめるようにハナシンビルの前まで行きました。
 ハナシンビルの前にいた時間はほんの数秒であったと思います。引き返して試験会場に向う私は、気合に満ちたというより、何か色々なことに感謝するような穏やかな気持ちになっていました。もちろん緊張もしてはいましたが、緊張と穏やかさが共存しているような状態でした。おそらく私にとっては、最高の心理状態で試験に臨むことができたと思います。


【自己採点〜合格発表】
 択一式は実はあまり手応えがなかったのですが、自己採点の結果、予想以上に点数が取れていました。例年の合格基準であれば、何とか合格できそうなところにいました。ただそうなると心配なのがマークミスです。合格発表で自分の番号を見つけたときは、嬉かったのと同時に、本当にホッとしました。


【最後に】
 真島先生をはじめ様々な方のおかげで、試験に合格することができました。本当に有難うございました。
 色々な方にお世話になりましたが、中でも一番感謝しているのが家族です。
実は家族の事情があって、本来であればあまり勉強に時間を割けない状況であるにもかかわらず、協力して時間を作ってくれ、特に直前期は集中して勉強することができました。家族の協力なしに合格は無かったと思います。

 私に限らず、色々な事情を抱えた中で試験を受ける方も多いと思います。でももしかしたら、その事情は合格への強い動機につながるかもしれません。やっぱり、「何としても合格するんだ」という思いを持つことが一番大切だと思います。



 合格後、私は資格を活かしていくために、勉強会(サクセス)に入会させていただきました。そこで色々な人に出会い、もっと勉強し、自分の世界を広げていこうと思っています。これからのことを考えるととても楽しみです。


 長々と書いてしまいましたが、最後までお読みいただき有難うございました。
自分なりの精一杯の努力をして得た「合格」の喜びは格別です。月並みではありますが、最後まで諦めずに頑張ってください。そして喜びの味を是非味わってください! 
以上