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萱野 奨さん

           
合格体験記
                                
 はじめに
 はじめまして。私は萱野と申します。真島先生のご指導の下、
第39回社会保険労務士試験に合格した者です。
僭越ながら、以下に私の受験概要を記載しております。
少しでもあなた様のお役に立てばと思いますので、宜しければ御覧下さい。

 
プロフィール
氏名:萱野 奨(カヤノ ショウ)25歳
学校:広島大学教育学部卒業
社労士関連業務経験:無し
受験回数:1回
学習期間:8ヶ月(2007年1月〜8月)、総学習時間:1,141時間
選択式得点:36点、択一式得点:60点
学習スタイル:真島先生の各著にて独学と、真島社労士塾の通信講座を併用
使用著書:真島式社労士試験入門講座、わかる社労士基本書、労働基準法がアッという間にわかる本、年金がアッという間にわかる本、わかる社労士過去問、わかる社労士予想問題、わかる社労士選択式問題集(問題集は全て、労働編と社会保険編の両方)
受講講座:法改正講座、年金これだけ講座、一般常識特訓講座、白書講座、かんぺき合格講座、直前いいとこ取り講座、公開模試(全て通信)

 
社労士を志した理由
 私は、新卒で小売業界に就職しました。1年間の販売部門経験の後、販売促進部に異動し、販促案の企画実行と法人営業を担当しました。自身の1年半の社会人生活を振り返った時、最も充実感を感じた事が、販売部門で新人事評価制度を導入した事でした。しかし、当時の会社ではそのような業務に携わる事が困難でした。かといって、何の経験も知識も無い私を必要とする、人事関連業務などありません。
 その時、人事労務に関する専門家の社会保険労務士という存在を知りました。他の国家資格と比較しても遜色無く、何より経験の無い私には、それを補う知識が必要です。人事労務に携わる気持ちと知識を証明する為に、社会保険労務士は最適の資格でした。
 
試験の概要を知る  
 学習開始前に、私は社労士試験の概要と合格体験談を調べ、試験の姿を可能な限り明確にしました。そして、自身に有利な情報を4つ発見しました。
1、1年間の学習期間でも十分合格できる事。
2、実務経験や法律の知識が無くとも、合格できる事。
3、解答は全てマーク式で、比較的容易に解答できる事。
4、合格には、合格への意思が最も重要である事。
 合格率に関しては約8%と難関ですが、果たして全ての受験生が100%の準備をして臨むのか、疑問です。よって合格率には固執せず、「自分に有利な条件が、これだけ揃っている」と捉えるようにしました。実際は有利でも不利でもありませんが、有利だと思い込めば、やる気が沸きます。
 資格ガイド等で受験者数や年代、職種、合格基準など、試験の概要が明らかになれば、本番のイメージが容易になります。また合格体験談では、学習経過や本番をイメージできます。具体的なイメージをする事で、精神的にポジティブになりました。

真島先生の各著、講座を選んだ理由
 私が始めて真島先生の著書と出会ったのは、真島式社労士入門講座という本です。各科目や試験概要について、非常に簡潔に述べられていました。まるで、木を見て森も見る、とでもいうような大変わかりやすい内容でした。その時、この先生なら大丈夫だと感じ、真島先生の各著や講座で学習する事を決めました。年金や労働基準法に特化した著書など、重要点も抽出されており、同じ先生から総合的に学習できる事も安心できました。

 
学習に当たって
1、総学習時間数
 
 総学習時間数は結果的に1000時間を越えましたが、当初は1000時間でスケジュールを立てました。合格体験談など、大方の先輩方が1000時間を目安にされていたからです。試験日から逆算し、1日当たり何時間の学習が必要かを計算し、各日の学習時間を決定しました。この時、徐々に時間を増やし、実力のピークが試験日になるように注意しました。経過がわかるように各日の学習時間と科目を記録し、自身の歩みを確かめる事で、モチベーションを維持できました。
2、学習時間帯
 やるならば効率良くと思い、最も脳の記憶に残る時間帯を調べました。私の調べでは、目覚めてから2時間後が脳の回転ピーク、また就寝前と起床後の復習が効果的という事でした。連続学習は90分間隔で30分の休憩を取りました。45分で15分休憩、30分で5分休憩の時もありました。ただ、気持ちが乗ってきた時は、何時間か続けてという事もありました。
※脳の忘却曲線なるものも参考にしましたので、興味のある方はインターネットで検索してみて下さい。検索ワード:エビングハウス、忘却曲線
3、学習道具
 サブノートのようなものは作っていません。基本書やテキストのまとめ方が一番効率的だと考えたからです。ただ、書き殴り用のノートを作りました。不明な箇所や用語を、そのページが真っ黒になるまで書き殴り、本番前には4冊になりました。自己満足ですが、当日の自信に繋がりました。筆記用具は、本番で使う物を使いました。消しゴムのメーカーやシャープペンの濃さなどです。同じ値段なら、常に本番を想定した物を使う方が良いと思います。  
4、過去問を解く
 孫子の兵法にもありますが、彼我の戦力を正しく分析し、無理の無い作戦を立てれば勝利は大きく近づきます。では、敵に最も近いものは何か。それは過去問です。過去問を理解する事で、問題の傾向や重要点、難易度が掴めます。解答に当たって注意した事は以下の通りです。
 解答の正不正よりも、何故正解したか、不正だったかを理解する
 試験では同じ傾向の問題が、論点を変えて出題されます。違った問われ方に対応する為には、道理そのものを理解する必要があります。解説を読み、基本書の対応箇所を読み、理解する事を心掛けました。
 完璧主義を捨てる
 学習の目的は合格する事です。高得点で合格できれば尚良いかもしれませんが、試験では合格点を取る力だけが必要であり、研究者のような深い知識は不要です。手を抜くのでは無く、全科目を万遍なく理解する事を優先しました。
 繰り返し解く
 真島先生の理解式学習法の通り、人間の記憶は頼りないものだと思います。記憶を強化する為には、反復する事が最も効率が良いようです。私は、わかる過去問をそれぞれ12、13回ずつ繰り返しました。
 3分以内で解く
 本番の択一式は210分間に70問を解きます。単純計算で1問当たり3分間ですが、実際はマーク時間や緊張の為、1問当たり2分30秒程度しか使えないと思います。普段から3分以内、できれば2分以内で解くように、習慣付けしました。
 正解は青、不正解は赤で、ページの上に「正」の字をつける
 その問題を何度解いたのか、正解率はどれ位かなど、学習後期になるにつれ、効果を発揮します。また、問題集の難易度表示とも合わせて、弱点克服などに使えます。
 模試を利用する
 公開模試については、本番の雰囲気を掴むつもりで臨みました。マークミスなどを防ぐ為にも、意義のあるものだと思います。私は自宅受験でしたが、可能ならば会場受験をお勧めします。より本番に近い雰囲気を体験できると思いますので。結果については悲観も楽観もせず、ただ復習に専念しました。勿論、正不正に関わらず、です。

 
学習スケジュール
1月
 全ての状態がゼロでした。先輩方の合格体験談や、効率的な学習方法など、勉強計画の情報収集と、『真島式社労士試験入門講座』を5回読み、試験や合格後のイメージなど受験姿勢を作りました。
2月
 『わかる社労士基本書』を5回読みました。ページを戻る事はせず、表現方法と単語に、眼と頭を慣らしました。
3月〜4月
 『わかる社労士過去問』を労・社4回ずつ解きました。全問、解説を読んだ後に基本書の対応箇所を読みました。解らなくても、1問当たり3分以内で解答は選びました。
5月〜6月
 『わかる社労士過去問』は5回、『わかる社労士選択式』は2回、労・社それぞれ解きました。この時も、択一式は1問当たり3分以内で解きました。全問、解説を読んだ後に基本書の対応箇所を読みました。
7月1日〜14日迄
 『わかる社労士予想問題集』を労・社2回ずつ解きました。解答時間と確認作業は同様です。
7月15〜31日
 『わかる社労士過去問』を2回、『わかる社労士選択式』を1回、労・社それぞれ解きました。解答時間と確認作業は同様です。
8月1日〜本試験前日
 各問題集で正解率の低いものを優先して解きました。解答時間を確認作業は同様です。
※『アッという間にわかる本』は適宜読みました。各5回ずつ読んでいます。また通信講座のテープやテキストも適宜使用しました。法改正講座と一般常識特訓講座、白書講座以外は、副教材として活用しました。

総括
 受験を終え、無事合格できましたが、学習において最も大事な事は復習だと思います。
合格された先輩方は、ほぼ例外無く「質より量、そして復習が大事」と仰っているように思いますが、私も同感です。復習は、基本的には間違えた箇所です。復習すればするほど不正解箇所の理解ができ、正解を導ける箇所が増え、合格の可能性が高くなります。間違えた分だけ合格する、とも言い換えられるのではないでしょうか。
 また、家族の理解が合格を大きく左右すると思います。私は母子家庭で、金銭的な余裕はありませんでしたが、母親が受験専念を勧め、退職を許してくれました。家族以外には受験を一切伝えませんでしたから、受験期間中は妹や母が、私の受験経緯や意気込み、現時点での理解度など聞いてくれ、精神的に支えてくれました。
 受験の動機や環境は人それぞれですし、年齢や性別も違います。ですが、合格したいというその想いは共通のものです。私のような若輩が申し上げるのは大変恐縮ですが、あなた様が合格される事を、他の方々と同様に私も切に願っています。是非、納得のいく結果を得られて下さい。
 最後まで御覧下さり、誠にありがとうございました。
 心より御礼申し上げます。         
以上