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あきさん
ご本人の希望により、お名前とお写真は掲載いたしませんでした。

■ はじめに

3回目の受験で合格することができました、45歳の男性です。光栄にも真島先生から機会を与えていただきましたので、3年間の受験生活で印象に残ったことを中心に書いてみたいと思います。試験の結果は以下の通りです。

 

× 平成17年度:選択式 34点/択一式 34点(勉強期間10ヵ月)

× 平成18年度: 〃  29点/ 〃  37点(  〃   6 ヵ月)

○ 平成19年度: 〃  34点/ 〃  53点(  〃   9 ヵ月)

 

■ 難しい基本書

周り人のことは気にせずに、自分のペースで勉強したい性分の私は独学でやることにしました。そこで、まずは基本書選びです。私は、初めて受験する人向けに書かれた本の中で、お勧めマーク(☆)が一番多くついていたという理由だけで、ある基本書を購入したのですが、その基本書は条文の羅列が多くて自分には難解なものでした。でも、社労士試験は非常に難しいと聞いていたので「基本書は難しくて当たり前」、「他の基本書もきっと似たようなものに違いない」と、ろくに確認もせずに勝手な判断をして、しばらくそれを使い続けました。

 

1年目の勉強方法は、とにかく基本書を熟読することでした。過去問は、さらっと確認程度にしかやりません。また、反復学習の重要性を全く知らなかった私は、初めて勉強する科目であっても、いきなり細部に渡ってじっくりと熟読して、一度読んだだけで理解し、同時に、詰め込もうとしました。しかし、ただでさえ難しい基本書ですから、読むだけでもひと苦労です。私は、国民年金から始めたのですが、国民年金と次の厚生年金を終えるのに5ヵ月もかかり、その後も各科目に1ヵ月以上費やしたので、結局、労働安全衛生法と一般常識については、ほとんど手付かずの状態で試験に臨むこととなってしまいました。

 

3年間の受験生活で最も印象に残っているのが、その難しい基本書と格闘している場面です。何回読んでも何が書いてあるのかわからない、それでも何とか理解しようと躍起になって苦しんでいる場面です。「絶対に理解してやる」と気合いが入っていたので、苦痛とまでは感じませんでしたが、根をつめ過ぎてよく頭痛がしたものです。いずれにせよ、基本書とはあまり格闘しない方が良いと思われます。私と「わかる社労士」のように良好な関係を築くに越したことはありません。

 

■ わかる社労士

「わかる社労士」と出会ったのは、厚生年金を勉強している頃です。あまりにも勉強の進み具合が悪かったので、サブテキストとして利用できる本は何かないかと、本屋さんで立ち読みをしているときに見つけました。ざっと見た限りでは、その難しい基本書よりも、わかり易い感じです。そこで、丁度その頃勉強したばかりの「3歳に満たない子を養育する被保険者等の標準報酬月額の特例」の制度趣旨を読んでみたところ、「これはいい!」と一遍で気に入り、早速購入しました。その難しい基本書には、こういった制度趣旨に関する記述が、あまりなされていなかったのです。

 

しかし、まだこの段階では基本書を代える気はありませんでした。特に理由はないのですが、何となく、途中で基本書を代えるのは良くないと思えたからです。そのため、しばらくの間は「わかる社労士」をざっと読んで制度趣旨を押さえた上で、難しい基本書を熟読する、といったおかしな方法で勉強することとなりました。でも結局、7月に受けた模擬試験の択一式で26点しかとることができず、このままでは合格はおぼつかないと考えた私は、そこでやっと難しい基本書に見切りをつけました。「わかる社労士」が自分の相棒となるまでに、随分、遠回りをしたものです。

 

■ 驚くほど忘れる

基本書をじっくり熟読することのみに力を入れていた1年目ですが、しばらくの間はこの勉強方法に疑問を感じませんでした。確かに勉強の進み具合は遅いのですが、時間をかけて熟読すれば、そんなに簡単に忘れるわけがないと考えていたのです。ところが、あるとき大変なことに気付きました。前に勉強した科目のところを読み返してみたところ、驚くほど忘れているのです。ほんの何週間か前に熟読した箇所なのに「こんなこと書いてあったっけ?」と、むしろ不思議な感じがします。私は、記憶力は結構良い方だと思っていたので「短期間のうちにこんなに忘れるなんて、絶対におかしい!」と思いました。脳のどこかに異常があるのではないかと思えたほどです。

 

■ サブノート

書いて覚えるという趣旨でサブノートの作成を試みたこともあります。基本書に書かれていることの要点をまとめ、重要そうなことも織り交ぜてノートに書いてみるのです。実際にやってみると、凄い勢いでノートに書き込むので非常に達成感がありますが、いざ読み返してみると、たくさん書いた割には全然覚えていないことがわかりました。しかも、基本書の内容をまとめて書いたはずのノートよりも、基本書そのものを読んだ方が全然良いと思えるのです。結構な労力を費やして作成したサブノートでしたが、書き込むこと自体に満足感を覚えただけで、全く無意味なものとなりました。

 

■ 情報収集は大事

このように1年目は色々失敗しました。苦しかった1年目です。それ以外にも、初めて受けた模擬試験のときに飲み物を持っていかなかったので、試験の最中ちょっと辛かったとか、本試験のときに昼食を持参しなかったために、お昼休みが非常に慌しくなってリズムが乱れたなど諸々あります。勿論、こういった経験は2年目以降に活かされましたが、失敗の根本的な原因の多くは、最初に受験を決めたときに色々な方の合格体験記を読んでみるなどの、情報収集を怠ったことにあると思います。やはり、しなくてもいい苦労は、しないに越したことはありません。

 

■ 手ごたえ

 2年目以降は基本書も過去問も「わかる社労士」です。1年目に勉強したことは大方忘れているか、或いは、何となく覚えているものであっても、頭の中は散らかった部屋の中のように全く整理されていない状況でしたから、また最初からやり直しです。勉強のやり方は基本書や過去問の本の冒頭に書いてあった通りの方法ですが、折に触れて「年金がアッという間にわかる本」や「労基法がアッという間にわかる本」を読むことで、その後の勉強が順調に進んだことは言うまでもありません。

 

残念ながら2年目の試験の段階では、まだ力不足で結局、不合格となりましたが、急激に実力がついてきたことを感じたのは3年目の春先です。ついに「入力の完成」が訪れたのか、それ以降は、これまでに勉強してきたことが潜在意識から顕在意識にあふれ出している場面を度々イメージすることができました。地道にやってきたことが成果となって表れた感じです。また、模擬試験でも、択一式で初めて40点を超えることができて「今年は十分勝負になる」と手ごたえを感じたものです。理解式学習法に書いてあった通りでした。

 

ただ、真島先生もよく言われているように選択式は要注意なので「選択式徹底整理」も忘れずにやりました。2年目の試験の「社一」では1点しかとれなかったのですが、その問題を読んだときに、一体何が問われているのかさえもわからずに、うろたえた経験があった私は、絶対に気を抜けないと思っていたのです。

 

■ 御礼

苦しかった1年目については失敗した出来事が多々思い起こされますが、勉強も軌道に乗ってきた2年目以降で思い出すことの多くは、「わかる社労士」を相棒として、地道に着実に勉強している場面です。試験の前日に全ての勉強を終えたときには「ありがとう、わかる社労士」と思わず心の中で呟いてしまったものです。また、3年目の今年は真島先生の講義(法改正講座、一般常識特訓講座、白書講座)を直に聞くことができたので、非常に嬉しく思っています。特に、白書講座で習ったことが選択式でそのまま出題されたので、この講座を受けていなければ合格できなかったと思います。お礼の言葉もありません。

 

私は、この年になるまで自ら目標を設定し、それに向かって努力したことがありませんでした。しかし、社労士試験だけは違います。だから、この3年間は愛すべき日々であったと思えるのです。真面目に続けてきて本当に良かったと思います。最初の難しい基本書にも感謝です。つきなみではありますが、今回勉強したことをさらに追求して、いい仕事をしていきたいと思います。

 

ありがとう「わかる社労士」。

真島先生、本当にどうもありがとうございました。

 

以上