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河野美穂子さん
河野さんの写真

私の合格体験記
                                                            

 私は二度目の挑戦で今年合格することができました。
 社会保険労務士試験という膨大な勉強量を要する試験に、二年間で述べ10ヶ月間の独学で合格することが出来ましたのは、理解式学習法の実践、それからまさに運かもしれません。
 その運を、グッと引き寄せる為に何を考え、どう行動したのか・・・自分の今後につなげる為に自分自身の再確認と、受験勉強中の方々の何らかのお役に立てたらという思いを込めて筆を執らせていただきました。

1、昨年の失敗から学んだこと

敗因の分析と作戦

 細かく考えればキリはないのですが、最大の敗因はサブノート。基本書を読んで自分でまとめ、書くことで覚えようとしたことです。書くことで理解したつもりになってしまったこと。そして書くための時間をとることで反復回数が不足していたことです。
 昨年の本試験では、「あのページのあの部分に何か書いてあった・・」だけしか思い出せない問題がいくつもありました。これにより、今年は書かない。何度も理解できるまで読み込む!と勉強法を決定!
 次に、時間がないのを承知の上で受験するので(今年も5月からスタート)いかに効率よくできるか・・勉強の進め方を考えました。
 自分の出来ること、出来ないことの振り分けです。法改正のチェック・白書対策等、とても面倒で神経を使うものは一切他力本願。多少の出費は自己投資と割り切って、信頼できる本・講義を活用することで情報収集に使うムダな時間と労力をカットする道を選びました。

2、私のこだわり

(1)まず最大のポイントは良い本との出合い

 独学の私にとっては特に、良い本を選ぶことは正に生命線であり、とても慎重に行いました。
 ただ詰め込むのではなく、理解することに重点を置いた住宅新報社出版、真島伸一郎著「わかる社労士」シリーズとの出会いが全てだと言っても決して過言ではないと思います。そうでなければ私のような短期決戦に勝負をかけた受験方法(決してお薦めはできませんが)が成功するなんて有り得ないはずです。冒頭のはしがきで理解式学習法について述べられている事は、正に真実です。

(2)書籍代を惜しむべからず

 ちなみに私が使用した本は以下のとおりです。特に、年金と改正法に関する本は、効率よく勉強に集中するためには是非お薦めです。
わかる社労士 平成16年度版
わかる社労士・過去問(労働編) 平成16年度版
わかる社労士・過去問(社会保険編) 平成16年度版
わかる社労士・選択式徹底整理 平成16年度版
年金がアッという間にわかる本 7訂版
社労士要チェック!社労士改正法 平成16年度版


(3)白書は自分でやらない方がよい

 近年、その発刊が遅れがちで、いつ出るのか・・今年の範囲に含まれるのか・・とやきもき、イライラ。しかも気が滅入る量・・。
 これはもう、自分で解決できる域を超えています。思いっきり他力本願がベストです。
 私は2年とも真島先生の白書講座を受講しました。白書発刊のタイミングにより、適切なレジュメが用意されていて、凝縮された良い勉強になります。又、試験に臨むにあたり参考になるアドバイスなども織り交ざっており、いい刺激になります。

(4)直前公開模擬試験は受けてみる価値あり

 7月に行われたこの試験には、当然試験範囲の勉強すら終わっていない状態でしたが、自分の弱点を知るためのものと割り切って臨みました。結果は散々でしたが、弱点が露呈し目的は十分に達せられたと思っています。

(5)あとは覚悟だけ

十分に作戦を練って計画を立て、必要な本を揃えたら後はとことん頑張りぬく覚悟だけかもしれません。

3、試験を振り返って思うこと

 今年の選択式・健康保険法は、社労士試験の恐ろしさを象徴する問題だったように思います。あれだけの範囲の中でのたった1項目からの出題。しかもサラッと流しがちな部分でした。去年の勉強方法(書いて覚えたつもりになる)のままでは、一回まとめて書くことで安心し、本当に理解しないまま進んでいたに違いありません。
 今年は書く時間を封印し、理解することに重点を置いて読み込んでいたので、たった1つの言葉しか思い浮かばなかったにも関わらず、それを手がかりに全て解答することが出来ました。
 問題を見た瞬間、正直なところ、これで今年も終わったなと思いましたが、「あのページのあの部分には確か・・・。」と、去年とはまったく逆の事が起こりました。
 たった1つの言葉、「なお残る12000円」(わかる社労士P546C)が頭に浮かんだのです。理解式学習法を信じて、基本書を丁寧に読み込んだからこそ思い出せたひとこと。「なお残る12000円」・・。私はこのひとことを生涯忘れることはないでしょう。そして、漠然と取り組むことと、戦略をもって取り組むことの大いなる違い、やる前から諦めてしまうことのもったいなさを身をもって体験することが出来たように思います。
 実は今年は、どうせ無理だからと受験を諦めていたのです。その為にスタートが極端に遅くなってしまったのですが、逆にそれが、取り組み方を考えるという行動につながり、強烈な集中力を生んだのかもしれません。
 白書講座での真島先生の言葉がとても印象深く残っています。
 「試験は点取りゲームである。なぜなら優秀な人間ばかりが合格するとは限らないからである・・・。」
 これも、正に真実です。

4、最後に

 最後になりましたが、この場をお借りしてこの素晴らしい本に出会えたことに心から感謝し、真島先生をはじめ、関係の皆様には心より御礼申し上げます。
 有難うございました。今後はこの資格を活かして多少なりとも世の中のお役に立てるよう努力していくつもりです。来年度、合格を目指して勉強中のみなさん、最後まで諦めずに頑張り抜いてください。たぶん、一番必要なのはその気持ちかもしれません。