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犬塚朝康さん
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マイナスからのスタート

 2回目の受験で合格しました。今回の試験に臨むに当り、再受講なのだから初学者より有利…などという考えは捨て「サルは基本から」をコンセプトに勉強を再開しました。

択一編

過去問発売前

テキスト 単純に覚えようとせずに理解することに努める 内容を自分の言葉で表現。図表化などしてイメージを強める。

あくまでも概要を理解するための手段と割り切る

過去問発売後

テキスト
過去問
@過去問は条文別の1問1答式 まずは白黒明確にする力を養う
頻出事項・出題傾向の確認
正解肢を覚えないため
Aテキストの該当頁を解説欄に記入 容易な検索確認の迅速化
B正しく論点を捉えて正答を導き出したかを、テキストに戻り確認 勘違いを防止するため
Cこの時期は、科目別に解いていた まずは科目ごとの理解に集中

最近の出題事項と傾向を理解するための手段と割り切る

直前期

テキスト 予想問題集「真島のわかる予想問題集」 ・・・@
過去問「真島のわかる過去問」 ・・・A
答練「専門学校の基本・応用答練」 ・・・B
模試「3校6模試」 ・・・C
@解説が充実見易いものをテーマに購入 理解の幅を拡大するのに成功
A年度毎、全科目を解く 頭の切替灰色の肢に慣れる
B肢単位での理解の確認 点数は表面的なもの
C集中力、疲労度、時間配分の確認 コンディションチェック

過去問は丈夫な骨、予想問題は強靭な筋肉と考えた


選択編


選択式問題集を1冊購入し、択一編と並行して取り組みました。
@選択肢を見ないで解く 選択肢を覚えないため
A選択肢をグループ化して解く 前後の文章から正答を導き出せるか
択一式と迷った時は択一式を優先させました。
択一対策 選択対策
選択効果 まずまず バッチリ 最後まで怖いのは選択式である
択一効果は薄いが、やはり個別に対策を講じておくのが最善と思う
択一効果 バッチリ あまり・・・

選択式に完璧な自信を持てる人などいない。1点の重みが違いすぎる



運と実力

合格するためには、実力はもとより運も必要だと思います。但しここでの運とは、
実力=出題範囲をどれだけ押さえているか 知識と問題とのマッチング
 運=自分の知識が本試験で出題されたか
別の例えをするなら、あらゆる球種に対応できる打者を目指すといった所です。

まずは実力UPに全力を傾注、運は後からついてくるもの



精神論と具体論

 基本概念としては、年金制度の様に1階に精神論(ヤル気)2階に具体論(勉強法)という形を頭に思い浮かべました。どちらもバランス良く必要かつ連動するものだと思います。そこで極端ですが3つのパターンを挙げたいと思います。

@偏重型T(ヤル気だけはあるんだけど…)
 正しい勉強法を知らないので不効率な勉強をしてしまいます。当然理解は正しい勉強法を採っている人達に対して遅れをとる事になります。それを繰り返すと、ヤル気そのものが減退してきます。自分で方法を探しても、本試験に間に合わないかもしれません。
A偏重型U(勉強方法だけは知ってるんだけど…)
 勉強方法だけは、どこから仕入れてきたかは知りませんがよく知ってます。ところが知っている量に比してヤル気が少ないので「まぁいいや」「明日にしよう」「そこまで出来ない」と実行に移しません。当然理解は遅れをとります。すると本試験までに採り得る勉強方法は縮小し、勉強の絶対量が不足する事になります。
B均衡型(知ってる勉強方法を実行し得るだけのヤル気がある)
 正しい勉強方法を知っているので効率的に勉強をします。ヤル気もあるので実行力もあります。当然偏重型@Aより理解が進みます。すると、知識は定着しますし勉強自体が楽しくなります。そしてヤル気が更に増し、採り得る勉強方法も洗練され、勉強量も増えるでしょう。当たり前ですが、実力UPはこの繰り返しに尽きると言っても過言ではありません。

いつでも…、どこでも…、「継続は力なり


失敗in成功


 本試験が迫る実感を抱える直前期、瑣末な部分への深入りは避けて実力の維持に努めるのですが、その困難さは全くといっていいほど計算外でした。あえて区別するならば「成長期」「維持期」という感じなのでしょうか。
 「成長期」には実力自体が未完成なので先述の「精神論と具体論」均衡型で完成を目指すだけです。勿論その途上においても忘却なるものは存在しますが、理解と記憶もそれ相当のものがありますので、その陰に隠れてなかなか顔を出しません。
 それに対して「維持期」には、ある程度の実力完成を迎えているので新たな理解とか記憶の絶対量は減少します。すると、目立たなかった忘却が顔を出し始めます。しかも少しずつなので気付きませんでした。そして気が付いた時には忘却のみと格闘する自分がいたのです。原因を検証してみますと、

@自分の実力を過小評価 根本原因、結果出したのなら素直に喜べば良い
A生活習慣の固定化 @により必要以上の足枷をする、自分を縛る
B実力調整の誤り @Aにより早すぎるピーク、維持期が長くなる

 まさに誰がみても悪循環というべきでしょう。しかし天はまだ自分を見放してなかったようで、悪循環を断ち切る時はやってきたのです。それは戦友達と受験時代突入前からの友人がくれた何気ない連絡でした。キーワードだけ列挙しますと、

@自信 全て自分に足らなかった部分
しかも複数重なって連絡あり
自分の現状が理解できた
素直に「ありがとう
記憶量が多いほど忘却量も比例、勉強した証である
Aプライド
B底力
Cダブル合格 開き直り、軌道修正完了

 冒頭に記した「マイナスからのスタート」は成長期段階では有効だと思います。ある程度結果を出したのなら、そんなものは砕いて欠片も残さない様に掃き集めて捨ててしまいましょう。維持期段階では障壁となる事もあります。
  後、このHPの「社労士試験格言集」と「試験当日の心得」も、軌道修正完了の大きな促進剤と成り得た事を付け加えておきたいと思います。そして、開き直った自分の中には極論ともいえる教訓がありました。

忘却は記憶した事のある人間にしか与えられない勲章である


最後に


 以上が私の合格体験記です。思えばこのHPのコンテンツは本当に良いタイミングで充実していってくれましたので、HPの存在自体が自分の合格を後押ししてくれたと言っても過言ではありません。そして色んな人からもパワーをもらいました。
 ただ皆に感謝するばかりです。そしてこの合格体験記が次の社労士試験を迎え撃つ人達にとって何か得るものが少しでもあれば幸いです。