真島社労士塾トップ > 速読こそすべて > 速読こそすべて(8) 真島社労士塾

<速読こそすべて>

きつねのイラスト速読こそすべて(8)


4、氷山理論が速読の鍵
 「氷山理論」は速読の根本理念ですので、しっかりご理解いただきたいと思います。まとめておきましょう。
 人間の意識には、潜在意識顕在意識があります。丸暗記情報は顕在意識に、理解・反復情報は潜在意識に、そえぞれ入力されるしくみになっています。
 顕在意識に入力された丸暗記情報は、ちょっと油断するとすぐに忘れてしまいます。顕在意識活用型記憶法は、「確実に記憶する」ためには有効な方法とはいえません。
 潜在意識に入力された理解・反復情報は、最初は入力されたことを意識すらしませんが、いずれ層を成し、ある飽和状態を超えると顕在意識に駆け上がります。この現象を「入力の完成」といい、ここまで到達した情報は、確実に意識内に定着し、もはや、けっして忘れ去ってしまうことはありません。
 「確実な記憶」のためには、潜在意識活用型が効果的なのです。
 実はすべての人間が、潜在意識活用の天才です。彼または彼女が母国語を身につけた過程が、それを如実に示しています。日本人は日本語の達人です。何千、何万という日本語の単語や熟語などを、当たり前のように知っています。日本人にとって日本語は、「確実に記憶された」情報なのです。
 何千、何万の膨大な情報を「確実な情報」として定着させることができたのは、潜在意識を活用してきたからです。小さいころから日本語の洪水を浴びる毎日のなかで、同じ単語に幾度となく触れ、自然に覚え込んでしまったのです。「入力の完成」が、何千、何万の日本語の単語や熟語について起きたわけです。
 氷山理論から得られる教訓は、次のとおりです。
 「潜在意識を活用すれば、膨大な数の情報を確実に記憶できる。丸暗記による顕在意識活用型では、それは不可能である」

5、「氷山理論」と速読
 次は、氷山理論と速読のかかわりを明らかにします。
 日本語の力を伸ばすことと、頭を良くすることが同意であることは、すでに証明済みです。逆に言えば、頭を良くするためには、日本語の力を伸ばす方法を考えればいいわけです。
 あなたは幼少のころから、氷山理論の活用により、日本語を覚えてきました。現在のあなたの日本語力は、すでにある程度のレベルに達しています。
 今後あなたがやるべきことは、あなたの日本語力の実力を、「今以上に高めること」です。
 そのためには、氷山理論に基づき、潜在意識をより有効に活用する方法を考えればいいことになります。無意識とはいえ、潜在意識活用により日本語力をある程度まで高めることができたのですから、今後は意識的に潜在意識をこれまで以上に活用することを考えれば良いのです。
 この「潜在意識をこれまで以上に活用する」ための手段が、速読です。
 速読とは、たくさんの本を読むことです。同じ単語、言い回し、良い文章に数多く当たります。入力された情報が潜在意識の中で層を形成し、顕在意識に駆け上がる「入力の完成」までの時間を、意識的に短くする手段、それが速読なのです。

速読(9)へ

真島社労士塾トップ > 速読こそすべて > 速読こそすべて(8) 真島社労士塾