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<速読こそすべて>

きつねのイラスト速読こそすべて(6)


U 速読は、日本語能力を伸ばす 

 さて、いよいよこれからが本題です。速読が日本語の能力を伸ばす仮説の証明に入ります。
 結論から先に言えば、速読により、前述の3つの能力すべてが飛躍的に向上します。3つの能力は有機的に結びついていますので、結果的に、日本語の読み、書き、話し、聞く能力が向上するのです。日本語の能力が伸びることが「頭が良くなる」ことと同義であることは、すでに証明済みです。

1、氷山理論
 それでは、詳細な解説に入ります。ここでは、大脳生理学をもとに私が開発した「氷山理論」を用います。まず先にこの「氷山理論」をご理解いただき、それから「氷山理論」と速読との関連性を解説することにします。
 次ページ(実際には以下)の図をご覧下さい。

人間の意識の構造
人間の意識の構造

 この図は、人間の意識の構造を示しています。人間の意識は、顕在意識潜在意識とに分けられます。顕在意識は氷山の水面上に出ている部分、潜在意識は水面下に隠れている巨大な部分です。
 脳は、新しい情報に触れたときその情報を記憶しておこうとして、意識の中に格納します。そのさい、情報の入力方法によって格納される場所が異なります。すなわち、丸暗記した情報は顕在意識へ、理解や反復した情報は潜在意識へ、それぞれ格納されるしくみになっています
 図中にも書いておきましたが、顕在意識、潜在意識それぞれの特徴を、表にまとめておきましょう。

顕在意識と潜在意識の特徴
          顕在意識 潜在意識
入力(INPUT) 困難 容易
出力(OUTPUT) 困難 容易
消去(DELETE) 容易 困難(不可能)

顕在意識
 丸暗記は大変です。何度も口で言ってみたり、紙に書いたりして覚えますが、なかなか覚えられず苦労した経験を誰しもが持っています(入力困難)。一度覚えたつもりでも、記憶の定着度が低いためになかなか思い出せませんし(出力困難)、ちょっと油断するとすぐに忘れてしまいます(消去容易)。

潜在意識
 理解したり反復した情報は、潜在意識に格納されます。覚えようと努力する必要はないので、とても楽です(入力容易)。また、一度身につけた知識を思い出すのも簡単で(出力容易)、けっして忘れ去ってしまうこともありません(消去不可能)。

 顕在意識の特徴は、あなたも肌で実感できるでしょうが、潜在意識についてはピンとこないでしょう。無理もありません。ほとんどの人は、潜在意識の活用について具体的に考えたことがないからです。
 それでは、潜在意識の持つ潜在パワー(しゃれではありません)についてご説明していきましょう。衝撃的な事実が明らかになります。

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