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象のイラスト理解式学習法について(3)


5、残り3〜4割は反復学習で
 理解のみで6〜7割を記憶してしまうことがわかりました。社労士試験は6〜7割の得点で合格できるのですから、理論上は、理解のみで試験に合格できてしまう、ことになります。
 しかし、逆に言えば、7割しか取れない実力では、ちょっと間違えると6割9分になってしまいますので、理解のみでは心もとないとも言えます。1〜2回聴いて理解しただけでは、日本語の歌と言えども、さすがにカラオケで歌うことはできないでしょう。
 理解式学習法では、残り3〜4割は、反復学習でフォローします。つまり、私の「理解式学習法」は、理解学習と反復学習の併用を意味します。1〜2回聴いて理解した後は、あなたは何度も口ずさんで、日本語の歌の歌詞を覚えようとするでしょう。それと同じことです。
 反復学習を行う際気をつけるべきことは、決してそのつど、記憶しようとしてはいけない、ことです。丸暗記式学習法に慣れているあなたは、理解したらすぐに暗記しようとするでしょう。しかし、確実な記憶のためには、実はこの「暗記しようとする努力」はタブーなのです。理解と同時に暗記しようとする努力には、次のような弊害があります。

  1. 覚えようと努力することは、忘れてはならないとの強迫観念を自らの脳に刻み込むことである。これが大変な苦痛となり、早晩疲れ切ってしまう。勉強が長続きせず、中途で挫折してしまうことになる。
  2. 誤った情報がインプットされてしまうことがある。いったん誤った情報が入力されてしまうと、後で修正が大変である。
  3. 試験に必要ない瑣末な情報までインプットされてしまう。短期間で入力した場合の脳のキャパシティには限界があるので、合格に必要な重要情報が確実に覚えられない(全体的にうろおぼえ状態)。

 反復学習を行う際、絶対にそのつど暗記しようとしてはいけません。むしろ、積極的に忘れる努力をしてください。理解しては忘れ、理解しては忘れの繰り返しです。この方法を採れば、上記の弊害のすべてが回避できます。すなわち、「試験合格に必要な情報のみを、確実に覚えられる」のです。これを、「理解式学習法に基づく反復学習」といいます。

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